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湯河原新聞に掲載されました

2020年6月26日発行の誌面より

湯河原新聞(2020年6月26日発行)より引用します。

JR真鶴駅前、国道135号をわたった細い路に、スパイスカレーの専門店「サマニカレー」ができた。 店長の大笹まりもさんが、「いろいろ一段落つき、自分の好きなことを思いっ切りやってみたいと思って」と単身、一念発起で開いた。 基本的に「お持ち帰り(TO)用」で、メニューは、チキンとひよこ豆を独自配合のスパイスで香り高く仕上げた「元祖サマニカレー」(税抜700円)の一品だけ。

「サマニ」は、ヒンディ語で「普遍的な」という意味。特別なご馳走ではなく、もっと手軽にスパイスカレーを食べて欲しいと思い、「いつもの」「普段の」を意味する言葉を探し、名付けた。

「雨上がりの後の快晴。暑くなりそうですね。今日はカイエンペッパーを多めに入れて、少し辛くしました」「肌寒いですね。今日は、ニンニクと生姜を多めにしました。お腹の中から温まります」「今日は金曜日、お家でご家族と、オンラインでお友達とお酒を飲む方も多いのでは。今日は、ウコンを増やしました。飲む前にカレー!はいかがでしょうか」

大笹さんがブログでつづる”その日のカレー”のさじ加減が、日常を映すようで、まさに、「”サマニ “カレー」なんだ、と感じた。時々の季節の食材を使って、たまに、「ごちそうカレー」も用意したい、と言う。「カレーの本場」インドへは仕事などで3回行き、その多様さ、奥深さに魅了された。料理好きで、友人がくれたカレーの本をもとに、調理に挑戦。「こんなにシンプルに自分で作れた。添加物なしで、スパイスと塩だけでこれほどの味が出るのか」、と目から鱗、感激した。

食事療法に取り組んでいたという大笹さんのカレーは、油分や調味料をあまり使わないヘルシー志向。レギュラーのチキンとひよこ豆のカレーは、あっさりとした鶏ムネ肉と、エスニック料理やインドの食卓でポピュラーな、その名の通り”ひよこのような形”のひよこ豆を挽き割りし、ターメリック(ウコン)やコリアンダーなど基本的な香辛料4種と、塩のみで味をととのえたやさしい味わい。添加物や化学調味料は使わない。鮮烈なイエローのターメリックライス。飴色になるまでじっくりと丹念に炒められたオニオンが添えられ、香ばしく滋味のある甘さ。ソースの辛さは「大人の普通」。好みで調整できる。ライスも、大盛〜小盛(800〜600円)までチョイスできる。容器持参でエコな50円OFFになる。ソースだけなら500円。

不定期で用意するおすすめ「ごちそうカレー」は、店長ブログ(https//saamaany-curry.com/category/blog)でお知らせする。一人なのでつくれる数に限りがあるが、地域の事業所や商店街の人たちがよく注文してくれて、店は少しづつ歩みを進めている。大笹さんは、「お年寄りからお子様、男性も女性もいろいろな人達に食べてもらいたい」と話している。

【サマニカレー真鶴】真鶴町真鶴1820-2、JR真鶴駅から徒歩1分。駐車場なし。営業時間10時〜18時。毎週水曜日と第3日曜日定休。持ち帰り専門。イートインスペースがあるが、1グループにつき1部屋での利用となり、席が限られるので予約の一報を。毎週木曜日には「Desture」パン販売あり。

2020年7月17日 11:51am